あなたはダイエットをした経験があるでしょうか。実は、成人女性の8割がダイエットにトライしているといわれています。

世の中には、いつも「デブはもう嫌! 今度こそやせたい!」と思い立ち、ダイエットを始めても、すぐ挫折をする女性がたくさんいるのが現状です。何度もリバウンドを繰り返し、服も大きめのゆったりしたもので身体のラインを隠し、気づけばとんでもない体重になっている人も多いでしょう。

ただ、ダイエットの前に心構え(マインドセット)が重要です。体重を減らし、スリムな毎日を送るためにはやみくもにダイエットをしようとしても意味がないのです。

それでは、どのような心構えでダイエットに取り組めばいいのでしょうか。私の実体験を踏まえ、ダイエット前に意識すべきことについて確認していきます。

4ヶ月でマイナス10kg、リバウンドなしの理由

実は、私もダイエットできずに悩んでいた一人でした。20代では非常にやせていて周りからチヤホヤされていたにも関わらず、30代から急に激太りして見るも無残な豚の姿へ成長していったのです。

あるとき私は、自分の醜い姿を鏡の前でみていたとき「今の体型でこのまま一生を終えていいのだろうか?」と考えました。

それからやせる決意をして4ヶ月後、私はダイエットを楽しみながらマイナス10kgの減量に成功し、今もリバウンドせずに楽々とキープし続けています。

その理由は、ダイエットを開始する前に私が「リバウンドなしでやせるために必要な心構え」を事前に調査して、それを実践したからです。

あなたがリバウンドなしでダイエットに成功したいのならば、ダイエット器具やサプリメントを購入する前に行うことがあります。それが、「やせる心構え(マインドセット)」を理解し、実践することです。

なぜ、やせたいのかを明確にすべき理由

まず、あなたはなぜやせたいのでしょうか。この理由を明確にすることが、ダイエットでの成功に直結します。なぜなら、人はゴールが見えないのに走り続けることは不可能であり、ゴール(やせたい理由)を明確にすることでようやく、やせられるための行動を継続することができるからです。

あまり深く考えることではないかもしれませんが、やせたい理由をノートなどに書き出してみてください。ただ思いつくままに書くだけで結構です。

人によってはたくさん理由が出てくる人もいると思いますが、なかなか出てこない人もいるかもしれません。

そこで以下に、一般的なやせたい理由をあげてみました。

・むかし着ていた服が入らなくなった

・雑誌のファッションモデルのようにおしゃれを楽しみたい

・異性にモテたい

・パートナーや家族から、デブ扱いされショックだったから

・健康診断、病院などで、成人病になる恐れがあるので減量を勧められた

・やせて人生を変えたい

やせたい理由は人それぞれだと思いますが、なかには「理由もなくただ漠然とやせたいと思っているだけ」の方もいます。しかし、これだけではダイエットは続きません。

明確な目的と目標を持つことの重要性

世間一般の「やせている方が良い」という風潮から、なんとなくやせようとダイエットを始める人は非常に多いです。

そういう方はやせる動機が弱くなり、誘惑に負けて失敗しやすいです。その結果、「やせては太るのを繰り返す、リバウンドの悪循環」に陥りがちです。やせたい理由があまり出てこなかった方は、ダイエットを始めるのを待った方がいいです。

もしかしたら、あなたは心からやせたい訳ではなく、「誰かがダイエットをやっているから」「テレビや雑誌の影響でやせた方がいいかもしれない」と思っているだけかもしれません。

私も安易な気持ちで明確な目的もなくダイエットに取り組んだことが何度もあります。
その結果、多くのリバウンドを経験し、身長155cmで70kgという肥満体型になっていました。

そんな私がやせてリバウンドなく生活できている理由は、明確なやせる目的と目標を持ったうえでダイエットを開始したからです。

私の場合、やせる目的は「ダンスの講師として生徒の見本になる」です。もともとダンサーとして活躍していたのですが、現役を引退した後は怠惰な生活によって激太りしてしましました。ただ、ダンスの講師を目指すことを考えたとき、「太っているダンス講師に習いたい」と思う人は少数なので、やせる決心をしました。

また、目標は「ダンサーとして活躍していた現役時代の体重を保つ」です。

人によっては、やせる目的や目標は「綺麗になって元カレを見返す」「洋服のサイズを10代のときと同じにする」となるかもしれません。ただ、いずれにしてもこうした理由や動機が必要です。

もしあなたのダイエットの理由がはっきりとしていないのなら、ダイエットを始めない方が得策です。リバウンドの悪循環に陥らないためにも、最初はしっかりとしたやせる理由を見つけましょう。

やせるための理由を探す方法

ただ、いきなり「やせるための目的や目標をもった方がいい」といわれても困ってしまいます。そこで、どのようにしてやせるための理由を探せばいいのかについて確認していきます。

突然ですが、あなたが死ぬまで一緒にいる人は誰でしょうか?

パートナーや家族、仲の良い友人も生涯を通して付き合っていく相手ですが、一番近くにいて、誰よりもあなたの傍にいてくれる人は誰でしょうか。それは他ならぬ「あなた自身」です。

ダイエットとは体質改善の一つですが、改善する相手(あなた自身)のことを知る必要があります。

場合によっては、ダイエットなど必要ないのに、先程も述べた周囲の影響や価値観に合わせて無理にダイエットを始めることで、リバウンドの悪循環に陥る人もいます。

そうならないためにも、ぜひやってほしい2つの簡単なワークをご紹介します。

【己を知るワーク1:鏡に映った自分を見る】

できるだけ薄着、もしくは裸で鏡の前に立って全身を見てみましょう。

その鏡の自分に自信を持って、「愛している! あなたと一生一緒にいられて本当に幸せ!」と言い切れるのならダイエットはまったく必要ないでしょう。

そうではなく、鏡の中のあなたに対して嫌悪感を覚えた方がいるのではないでしょうか。例えば、以下のようなことを思わなかったでしょうか。

・若い頃はもっとやせていたのに、今はおばさん(おじさん)体型だ

・もっとウエストが細かったらかっこいいのに

・二の腕を細くしたい

・やせてはいるけど、なんだかしっくりこない

なにかしらの体型を変えたいと思ったのなら、ダイエットに取り組んでみましょう。もちろん、あなたの目的に合ったダイエット方法である必要があります。

しかし人によっては、鏡に映った自分に少し違和感があるくらいで特に体質改善までしたいと思わない場合もあります。そのような場合、次のワークに移ってください。

【己を知るワーク2:自分を異性に置き換える】

客観的に自分をみるために、鏡のあなたを「異性の他人」として考えてみましょう。例えばあなたが女性の場合、このようにイメージしてみるのです。

あなたは男性です。あなたはその女性(鏡の中のあなた)をデートに誘いますか?

友人に自慢の彼女として紹介したいでしょうか?

ずっと傍にいてほしい人ですか?

答えが「イエス!」なら、あなたにダイエットなど全く必要ありません。

答えがもし「ノー」ならば、一番初めのワークと同じように具体的にどこを改善すればいいのかを明確にしてみてください。例えば、「もっとくびれたウエストの女性になりたい」「太ももを細くしよう」などです。そうすることで、あなたの目標が明確になります。

「己を知ること」で、あなたは無駄なダイエットを避けて、「やせては太ってを繰り返すリバウンド地獄」を回避することができるようになります。

ダイエットは「とにかく体重が減ってやせることだ」と考える人が多いです。しかし、実際に何を実践するかというと生活習慣を変えることなのです。長年の習慣を変えることは、やり方を間違えると根気のいる作業になります。

ただ、このときは最初の心構えを変化させる必要があります。これは、歴史上の有名な人物が言葉を残しています。

心が変われば態度が変わる

態度が変われば行動が変わる

行動が変われば習慣が変わる

習慣が変われば人格が変わる

人格が変われば運命が変わる

運命が変われば人生が変わる

上記はヒンドゥー教の教え、もしくはウィリアム・ジェイムズ(心理学者、哲学者)の言葉といわれています。

習慣を変えるには、心や態度を改めて行動を変えていく必要があるということです。

生活習慣を変えるのは根気がいる作業であるのは事実です。ただ、なんの考えもなしに、他人から指導を受けるわけでもなく、ひとりでダイエットに取り組むのはとても無謀といえます。

それでも、あなたが自分自身を知った上で心と態度を変えるならば、習慣は自然と変わります。

そして新しい習慣は、あなたの人生を変えてくれるのです。これは、素敵なことだと思わないでしょうか。

いくら辛いと思うような運動や食事改善をしても、あなたの目的に合ってない間違った行動ならば、結果が出るのはとても難しいでしょう。一方で明確な改善点を見つけることができれば、それに合わせた正しい行動ができます。

例えば、「ウエストにくびれが欲しい」と明確な改善点をもっていたとします。しかし、この目的に対して無茶な食事制限のみを頑張っても、結果が出るのに時間がかかります。結果が出なければ諦めてしまうでしょう。

そこで、内臓脂肪を落とすのに効果的な食材を正しく摂り、腹筋運動など直接ウエストに効く運動習慣を身につければ、美しいウエストラインが手に入りやすくなります。

あなたのダイエット目的を明確にもつことは、あなたを理想の自分にできる近道のひとつなのです。

「ぽっちゃりで可愛いね」は気遣いか、馬鹿にされているという事実

ただ、ダイエットを開始する前に「デブが陥りやすい間違った思考」を正す必要があります。

太っている人の多くは何でもポジティブに捉える傾向にあります。それはポジティブという名の、自分に都合のいい考え方でしかない場合が多いです。

本当のポジティブは、自身を甘やかすことなく成長のため積極的に行動することです。

私も根がポジティブであり、基本的に自分に甘いタイプの人間です。そのためデブの自分を肯定していましたが、あるときそれは間違いだと気づくようになりました。

ここからは私の体験談、そして個人的な見解ですが、太っている女性に読んでいただければ、同じような経験をした事があるとドキッとする話かと思います。

笑えない私の失敗経験談「太っていく人の思考」

一般的に、若くてやせている女性ならば誰でもチヤホヤされて当たり前なので、私にもそのような時期がありました。

そのためか、私が太っても「ぽっちゃりしていて可愛いね」「太ってても素敵だよね」とか言ってくださる方の言葉をそのまま鵜呑みにしていました。

数年ぶりに再会した元彼に「なんか見た目がお母さんっぽくなったね。家庭的な感じでいいね。嫁にしたいよ」などの言葉も言ってもらったこともあります。

そのため私は、見た目がぽっちゃりしているだけで自分が可愛いのは昔と変わりないと思っていました。このときは、鏡の自分をみても昔との変化にガッカリしつつも大丈夫だと思っていました。いうまでもなく、その方に嫁にもらってもらうことはなく、言い寄ってくる男性も皆無に等しい中、気持ちだけは前向きだったのです。

これと似たような経験はないでしょうか。

もしかしたら、相手は気を使って昔とは異なる醜いブタの姿を「ぽっちゃりだね」と表現してくれているだけかもしれません。もしかしたら「なんだこのデブは」と心の中で馬鹿にしている場合もあります。昔より太ったことを指摘しづらく、苦し紛れの優しさでいってくれた可能性もあります。

もし私が昔と変わりなくやせていれば、「可愛いね」「昔と変わらないね」という心からの褒め言葉だけをいただけていたでしょう。

その場合、もしかしたらその方と本当に結婚して、違う人生を送っていたかもしれません。しかし現実は、お世辞を述べられて喜んでいるだけでした。

いつもと違う視点を持ち、自分を客観的に見るべき

私の失敗談のように、多くの太った人は「素直に他人のいうことを信じてしまう方」が非常に多いと感じます。類は友を呼ぶといいますが、太った人には太った友人が多いという事実があります。

おそらく間違ったポジティブ思考で自分に甘い人たちが仲良くなり、お互いに気を使いながら「太ってないよ。大丈夫だよ」と励まし合いながら、一緒に太っていくのでしょう。また太っている友人や家族を見て、自分自身も大丈夫と安心している場合もあります。

人には他人から嫌われたくないという心理があります。そのため、多くの人はあなたにとって耳障りのいい言葉をいいます。

こうしたことを理解したうえで、久しぶりに会った友人や元彼、家族を含めた他人に、「ぽっちゃりしたけど、相変わらず可愛いね」のような言葉を言われたら、「気を使わせているかもしれない」「馬鹿にされているかも」と考えて見るようにしてください。

いつもと違う視点をもつことで、あなたの人生はきっと劇的に変わるでしょう。

そして自分自身と向き合い、本当にあなたが理想としている体型について真剣に考える機会を持ちましょう。

デブの美人より、ブサイクのやせている女性の方が格上

特に女性の世界では、やせている人の方が圧倒的に得をします。例えば、私には高級クラブで働くホステスの友人がいて、その人が話してくれたエピソードがあります。

それは、「ぽっちゃりしている美人なホステスの方より、ブサイクなやせているホステスの方が、お客様から指名を多く取る」ということです。

ホステスの世界では、指名の数が多い方が高い給与を実現できます。そのため太った美人より、やせたブサイクな女性が得をしているというのです。

これは、太った女性よりやせている女性を隣に座らせたいと思う男性が多いからです。正直、ブサイクな顔は化粧でごまかせますが、デブは隠すことができません。

さらに面白いことに、やせている人であるほど本人自身も「自分は実力がある」と思っているのです。きっとそれだけの努力をしているからこそ、女性としての自信がつくのでしょう。

このことからわかるのが、やせていることのメリットです。デブの人がいる中、やせている女性であるほど影でやせる努力をしています。

やせて理想の体型でいるメリット

ここにいくつか、「自分の望むスリムな体型でいることのメリット」を挙げます。

・理想的な体型をキープしている自分に自信をもてる

・特に日本では、太っていないことで周囲の反応が良くなる

・「美しい体型を維持している=自己管理能力に優れている」と他人は考える

・成人病のリスクが減る

スリムで理想的な体型でいることで、自尊心をもてるだけでなく、他人から賞賛されます。

動物社会では、太っているのは人間とそのペットだけだといわれています。要は、それだけ太りやすい環境におかれているということです。

それだけこの豊かな人間社会で、健康的で理想の身体を維持するのはとても難しいです。それでも体調管理ができていることは、素晴らしく、また珍しいことだといえます。

では逆に、太っていることのメリットとはなんでしょうか。これについては、以下のようなものがあります。

・外見など気にしない、おおらかな人と思ってもらえる

・一部の「デブ専」と呼ばれる人たちにモテる

正直、これらはあまりメリットとは呼べないと思います。

おおらかな人とは性格的なことであり、やせていておおらかな人格の人はたくさんいます。また一般的にみればデブ専の人口は少ないので、このような一部の方に出会うためには苦労が伴います。また、あなたが好きになった人はデブ専でないことの可能性が高いです。

このように考えると、太っていることのメリットはほぼありません。

世間一般的な考え(やせていることは素晴らしい)について、正しいと宣言するつもりはありません。しかし、少なくとも現代社会では、「やせているほうがメリットがある」といえるでしょう。

女性は美人でいるだけで徳を積んでいる

なお、私の友人のファッション関係者がいっていた言葉で、「女性は美人でいるだけで徳を積んでいる」という話を聞いたことがあります。

もちろん美人の定義は人それぞれ違っています。ただ、デブを経験したことのある私は確かにそうだなと思います。

個人的な意見ですが、太っている人も痩せている人も、生きているすべての人や物はどんな状態でも実際は美しく愛しいものだと思っています。

ただ、自分が太っていることで内面(心)の部分が落ち込んでいたり、罪悪感を覚えていたりするのならば、その美しさは半減してしまいます。

内面から溢れ出す美しさというものは、どんな状態や状況をも超越して人を魅了していくものです。

人は美しいものが大好きです。誰かの外見の美しさに喜びを感じたり、見ているだけで幸せな気持ちになったりすることはないでしょうか。美しい人は、他人を幸せにして徳を積んでいるといえます。その外見の美しさの源は、その人の内から引き出されたものなのです。

つまり美しくいたいと願うならば、内面から意識していく必要があるということです。最初のとっかかりが心構えであれば難しいことではなく、誰にでも簡単に実践できることです。

内面(心)は外見に影響して、他人を魅了する

では、どうやって内面を意識していくのでしょうか。実は、内面を意識するのはとても簡単です。それは、「目的・目標を達成しようと決断して行動すること」です。

女性に限らず男性も同じですが、その人が外見も内面も美しく生きようと努力している行動は人に感動を与えます。

では、アイドルを例にしてみましょう。

デビューしてまもないアイドルは、歌もダンスも下手ですし外見もイマイチなことが多いです。しかしそのアイドルが一生懸命努力して外見を磨き、歌やダンスを頑張っている姿を見て、たくさんの方がファンになっていきます。

また、オリンピック選手などのスポーツをしている方の輝きもそうでしょう。

スポーツ選手は大会のために、厳しいトレーニングや食事制限を行います。その鍛え上げられたスキルと体(外面)そして、プレッシャーに負けないよう培った精神力(内面)は、誰しもが応援したくなります。

両者とも一生懸命努力しています。そこには、「目的や目標に向かって心身ともに迷いなく行動するエネルギー」があります。だからこそ、人は惹きつけられるのです。

これと同じように、まずは内面に意識を向けましょう。太っている人であれば、ダイエットをするために目的・目標をもつことが内面を変えることにつながり、これが結果として外面にも変化をもたらすのです。

リバウンドをしないために自分と向き合う

ダイエットで失敗しないためにも、自分を知り、心から達成したいという目標をまず見つけてください。そのためにも他人の声をそのまま鵜呑みにせず、客観的な視点をもって今の自分の現状を見つめるのです。

内面と外見は別物ではなく、どちらもワンセットです。美しさは内面から出るものです。マインド(内面)の変化なしに、外見を変化させられることはありません。

自分の内面と向き合い、自分の「やせたい! もっと美しくありたい!」という声が聞こえたなら、それに素直に従うようにしましょう。「ウエストを細くする」「目標とした体重までやせる」などの明確な目的や目標をもって、やせる決断をするのです。

なんとなく曖昧な理由で始めるダイエットはリバウンドのリスクを増やすだけです。これを避けるため、自分と向き合って自分がやせてどうなりたいのかを深く考えることから始める必要があります。

このように自分が何を望んでいるのかを考えることであれば、簡単にできるのではないでしょうか。

まずは、先ほど紹介した「己を知るためのワーク」をやってみてください。外見に対する世間一般的な見解を知り、本当の自分はどうありたいのかを考えることでダイエットの成功率は格段に上がります。