体型を気にしてダイエットをしている女性は、おしゃれのために真冬でもスカートを履き、薄着をする人がいます。

そんなファッションに気を使う多くの女性は、冷え性という悩みを抱えています。冷え性は身体を太りやすくしたり、風邪や便秘などの体調不良の原因になったりします。

やせた美しいボディーラインを保つために、冬場は厚着をして身体を冷やさないようにすることは大切です。しかしもっとも効果的な冷え対策は、身体の中から温めることです。

今回は、そんな冷え性を改善してやせ体質になるために効果的な「はちみつジンジャー(生姜)」のレシピと、そのダイエット効果を紹介します。

手作りのはちみつジンジャーはダイエットに効果的

冬になるとコンビニエンスストアや自動販売機で、はちみつとレモンを使ったホットドリンク(以下、はちみつレモン)をよく目にするようになります。

多くの人が、「レモンにはビタミンCが豊富に含まれ美容効果が高く、はちみつは喉に良い」ということを知っています。そのため、美容のためや風邪を引いたときに、はちみつレモンを飲みます。

また、市販の飲みものは甘くてとても美味しいので、「仕事の疲れを癒して、さらに健康にもいい」と考える人もいます。しかし、それは大きな勘違いです。

多くの市販の甘い飲みものには、太りやすい成分が含まれています。

市販の飲みものが太りやすい理由

市販の飲みものには「果糖ブドウ糖液糖」がよく使われています。果糖ブドウ糖液糖とは、とうもろこしやさつまいものデンプンから作られた甘味料のことをいいます。

これは精製された白い砂糖と同じように、摂取しすぎると身体に下記のような悪い影響を及ぼします。

・倦怠感、疲労感・手足のむくみ

・血糖値の乱高下による空腹感、冷え

・活性酸素が体内で大量発生することによる免疫力の低下

・糖質の過剰摂取による、糖尿病など生活習慣病のリスク

これだけ身体によくないことがわかっていたとしても「缶ジュース一本くらいならば大丈夫」と考える人は多いです。もちろん、普段の食事から糖質制限をするなど充分に食事に気をつけている人が、1週間に1回飲む程度ならば問題はないでしょう。

でも実際には、缶ジュースなどの市販のものをよく飲む人は、無意識で1日に何本もの缶ジュースやコーヒーを飲んでいることが多いです。そのため、疲れやすかったり、過食に走ったりしがちです。

缶ジュースでデブになった私の経験談

私もかつては、毎日のように自動販売機を利用していました。朝、昼、夕方と1日に3回は缶のジュースやコーヒーを飲んでいた時期があります。

それは、タバコの中毒症状にも似ていて「缶ジュースを飲むと癒される!」と思いこんでいました。まるでチェーンスモーカーのように、たくさんの缶ジュースを何本も飲み続けていました。

チェーンスモーカーとは、1日に何本ものタバコを吸い続ける人のことをいいます。そのメカニズムは、甘いものがやめられない人の症状に似ています。

まず、スモーカーがタバコを吸うと体内のニコチン濃度が上昇します。しかしタバコをもみ消した後、すぐに身体のニコチン濃度が減り始めます。そうするとイライラしはじめ、またタバコを吸いたくなって何本もタバコを吸ってしまう現象が起きます。

実際には、タバコを吸うことでイライラを止めることはできません。ニコチンを摂取した瞬間は体内のニコチン濃度が上がるために癒されたような気になります。しかし、タバコを吸うことをやめない限り、永遠にストレスから逃れることができないのです。

この現象は、糖質の過剰摂取による血糖値の乱高下に似ています。

やせたいにも関わらず、甘いものや炭水化物など糖質を多く含む食品をどうしてもやめられない人が多く存在します。それはチェーンスモーカーのように、糖質を摂取し続ける悪魔のループにはまってしまっているからです。

糖質を大量に摂取すると、体内の血糖値は急上昇してその後に急降下します。血糖値が低くなることで空腹を覚えて「甘いものが食べたい!」と感じてしまい、手軽に飲める甘い缶ジュースやコーヒーに手を出してしまいます。

例えば、カフェで飲むコーヒーにスティックシュガーを使う際、大体の人は1〜2本しか使いません。しかし缶コーヒーの場合、1缶あたりスティックシュガー20本相当の砂糖(糖質)が含まれているものがほとんどです。

大量の砂糖を摂り続けていれば、太ったり生活習慣病になってしまったりするのも納得できます。

このように、気軽に手に入る市販の飲みものや加工食品には、糖質が多く含まれており、ストレスの原因になる添加物がたくさん含まれています。

それらを、知らず知らずのうちに大量に摂取していたために、私はストレスから過食を繰り返し、ぶくぶくと太っていったのです。

市販よりも手作りの飲みものにするとやせる

前述のように、私は市販の飲みもので砂糖を摂りすぎて、体重のリバウンドを繰り返していました。そこで、やせるために始めたことがあります。

それは、市販のものは極力飲まないようにして、なるべく手作りの飲みものを飲むようにしたことでした。

手作りであれば、糖質の量や質を調整して少なくすることができます。そして、ダイエットに効果的で健康になる食材をたくさん摂取できます。

例えば、コーヒーを飲むときでも甘い缶コーヒーではなく、豆からコーヒーを入れて少量の黒糖を入れて飲んだり、スムージー(フルーツや野菜などを使ったジュース)を手作りして飲んだりするようにしました。

その中でも、私がダイエットのために手作りしていて、友人にも好評な温かい飲みものがあります。それは「はちみつジンジャー」というはちみつと生姜を使ったホットドリンクです。

これは身体を温めてくれて、なおかつ甘くて美味しいため、毎日のように飲んでいます。また、ダイエット効果が非常に高いです。

これを飲むようになってから、停滞期でなかなか落ちなかった体重が減るようになりました。

はちみつジンジャーがダイエットに効果的な理由

はちみつジンジャーを作るには、はちみつ、生姜、そしてレモンを使います。この3つの材料に含まれる主な成分は、とてもダイエットに向いています。

下記が、その主な成分と効能になります。

主な成分 効能
はちみつ オリゴ糖 腸内環境を整え、便通を改善
生姜 ジンゲロール、ショウガオール 脂肪吸収を抑える、脂肪燃焼を促進
レモン ビタミンC、クエン酸、ペクチン 美白効果、疲労回復、食欲を抑える、腸内環境の改善

はちみつのダイエット効果と注意点

はちみつには糖質が含まれているので、太りやすい食品のひとつになります。しかし、白い砂糖に比べるとダイエットに向いている甘味料のひとつです。

白く精製された砂糖は、ビタミンやミネラルなどが全くといっていいほど含まれていません。ただの糖質の塊です。その点、はちみつにはオリゴ糖が含まれており、腸内環境を整える働きがあります。

腸内環境がよくなると便通が改善され、多くの女性の悩みである「ぽっこりしたお腹」がスッキリします。

はちみつは、大量に摂取しすぎないことと、添加物の少ない天然のはちみつ(成分表記に「はちみつ」とだけ書いてあるもの)を選ぶようにしましょう。

添加物の少ない天然の食品を選ぶことで、活性酸素の生成を抑えて、より腸内環境を整えやすくすることができます。

生姜のダイエット効果と注意点

ダイエットに興味がある女性であれば「生姜ダイエット」という言葉を知っている人もいるでしょう。生姜を積極的に毎日の生活に取り入れて、身体を芯から温め、脂肪燃焼させてやせるというダイエット方法です。

多くの人がこの方法で2〜10kgほどやせたという事例があります。私も、はちみつジンジャーを飲むようにしてから、停滞していた体重が徐々にですが1〜2kg落ちました。

また冷え性も改善され、つま先や手先もポカポカするようになりました。

その理由として、生姜にはショウガオールとジンゲロールという成分が多く含まれています。ショウガオールという成分は、身体を温めて脂肪燃焼を促すためダイエットに向いています。

ジンゲロールは、生の生姜に多く含まれています。この成分は、ショウガオールとは正反対の効能があり、身体を冷やしてしまいます。しかし、脂肪の吸収を抑え殺菌作用があります。

そのため脂分の多い魚料理には、よく生姜が添えられています。

ジンゲロールの注目するべき特徴として、80度以下の温度で加熱するとショウガオールに変化するということです。このことから、加熱した生姜は脂肪燃焼効果が高く、ダイエットに向いている食品であることがわかります。

例えば、乾姜(かんきょう)といわれる生姜を使った漢方薬があります。乾姜を作るときは、生姜を一度蒸してショウガオールを増やしてから、乾燥させたものを用います。

そうすることで、より身体を温める効能が高くなるからです。身体を温めて脂肪燃焼しやせるためには、ショウガオールをたくさん摂取する方が目的に合っています。

はちみつジンジャーを飲むときも、調理段階で生姜を加熱処理するか、80度以下のお湯で飲む方がダイエット効果は高くなります。

生の生姜に含まれるショウガオールは非常に少なく、ほとんどの成分がジンゲオールです。したがってダイエットのために生姜を摂取するときは、必ず80度以下で加熱してから摂取するようにしましょう。

またその他の注意点として、生姜を摂取しすぎないようにすることが大切です。

身体を温めるからといって、大量に摂取していると胃腸が荒れたり、下痢になったりします。消化器官に負担をかけないためには、1日に3g以内(小さじ1杯未満)の摂取に抑えましょう。

また私の場合、寝る前にはちみつジンジャーを飲むと寝つきが悪くなることがありました。生姜は血流がよくなったり、消化器に対する刺激が強かったりするので日中に摂ることをオススメします。

特に、真冬の朝にはちみつジンジャーを飲むと、手足の冷えを感じにくくなります。

レモンのダイエット効果と注意点

はちみつジンジャーを作るとき、私はレモンも入れるようにしています。

レモンに含まれるビタミンCやクエン酸は、美白効果があり、ダイエットや日々の生活の疲労を癒してくれます。疲れていては、運動する元気も出ません。

またレモンを使うことで、生姜の刺激とはちみつの甘さが緩和されて美味しくなります。

それでは、簡単に「はちみつジンジャー」を作る方法を説明します。

ダイエットに効果的な「はちみつジンジャー」のレシピ

はちみつジンジャーの作り方はいろいろあります。ここでは、私が日頃作っているレシピを紹介します。下記は、普段から私が作って飲んでいるはちみつジンジャーの写真です。

人それぞれ好みがあるので、私の友人の事例やアレンジレシピなども説明していきます。あなたの好みのやり方で、続けられるレシピを見つけてみてください。

はちみつジンジャーの材料

ここでは基本的なはちみつジンジャーの材料と、必要な調理器具を紹介します。

材料
生姜、はちみつ(できるだけ天然でリキッド状のもの)、レモン、80度以下のお湯
調理器具
ブレンダー(ミキサー)

ブレンダーがない場合は、おろしがねとレモン絞り器

ブレンダーがない場合は、おろしがねを使うことも可能です。しかし、おろしがねを使う場合、生姜の繊維が残って飲みにくくなります。

生姜とレモンの栄養をしっかりとるためには、ブレンダーをオススメします。

はちみつジンジャーの作り方

はちみつジンジャーを作るのにかかる時間は15分ほどです。とても簡単で、冷蔵庫で保存もできます。まずは、ブレンダーがある場合の作り方を説明します。

ブレンダーを使ったはちみつジンジャーの作り方

ブレンダーを使うことで、生姜とレモンを皮ごと使うことができます。

生姜の皮やレモンの白い薄皮の部分には、多くの栄養が含まれています。そのため効率よく栄養を摂取することができ、ダイエット効果もより高まります。

1. 生姜は皮ごと調理します。まず、洗った生姜を包丁でスライスします。スライスするときは、繊維を断切するように切ります。

また、千切りにすると繊維が細くなり、スムーズな口当たりになります。

2. レモンは皮をむき、角切りします。そして種が気になる場合は、種も取り除きましょう。

レモンの皮を手でむくのは大変なので、包丁で切り落とすと簡単です。白い皮の部分は残っていても大丈夫です。

3. スライスまたは千切りにした生姜、角切りのレモン、そしてはちみつをブレンダーに入れます。ブレンダーにしっかりかけて液体状になるようにしましょう。

液状になりにくい場合は、レモンを多めに入れるといいでしょう。

これで、はちみつジンジャーの素は完成です。

 4. 出来上がったはちみつジンジャーを、小さじ1杯ほどをマグカップに入れてお湯を注ぎます。

お湯は沸騰して少し冷ましたもの(80度以下)を利用しましょう。これで、はちみつジンジャーの完成です。

ティースプーンで混ぜながら飲むと、飲みやすくなります。

下記の写真は、上記のレシピで作ったはちみつジンジャーの素です。

レモンが入っているため、冷蔵庫で1週間ほど保存できます。

私は、はちみつジンジャーを朝食後に飲むようにしています。空腹のときに飲むより、食後の方が胃腸への刺激が少なく感じています。

次に、おろしがねを使って作る場合を説明します。

おろしがねを使ったはちみつジンジャーの作り方

おろしがねを使うより、ブレンダーを使った方がより簡単に作れます。どうしてもブレンダーがない場合は、このやり方でも作ることは可能です。

1. 洗った生姜を皮ごと、おろしがねですりおろします。残った生姜の繊維は、包丁でみじん切りにします。

繊維の部分は捨てずに、すりおろした生姜と混ぜて使います。

2. レモンは輪切りになるよう半分に切り、レモン絞り器を使ってレモン汁を作ります。
3. マグカップに、すりおろした生姜(ティースプーン1杯)とレモン汁、そしてはちみつを入れます。

最後に80度以下のお湯を注いで、よく混ぜれば完成です。

私の友人に、生姜の皮やレモンの皮が入っているのは苦手という人がいます。その場合は、皮むき器で生姜の皮をむいて、このやり方で飲んでいます。

「皮があって飲みにくいけど、やせるから」と無理をせずに、このように個人の好みに合わせて美味しく飲める方法を見つけることは大切です。楽しく毎日飲み続けることで、やせ体質に近づくことができます。

同じ味に飽きた場合は、果物を使うのもオススメです。私は、果物(りんごやオレンジ)を使ったアレンジレシピを試してみました。

ブレンダーで混ぜるときに好みの果物を入れることで、簡単に味を変えることができます。

りんごを使ったときは、温かいスムージーを飲んでいるような感じでした。私はとても好きでしたが、友人には不評で「味は美味しいけど、口の中にりんごのザラザラ感が残って嫌だ。」と言っていました。

オレンジは、レモンがないときに代わりに利用しました。レモンを使ったときに比べると、甘みがあり「子供でも飲めそうだ。」と感じました。

まとめ

手作りのはちみつジンジャーは脂肪燃焼を促し、腸内環境も整えてくれるので、非常にダイエットに向いているホットドリンクです。また、甘いものを控えたいダイエット中でも、罪悪感なく飲める甘い飲みものでもあります。

市販のジュースやコーヒーをたくさん飲んでしまう人は、このように手作りでダイエット効果の高い飲みものを作って飲む習慣を心がけましょう。

飲むものの趣向を変えるだけで、体重が2〜3kg減少することが期待できます。

今まで摂取していた太る食品や飲みものを上手に代えて、ストレスのない食生活を続けることで、ダイエットが成功するのです。