現代社会は物で溢れて、昭和の時代に比べると大変に便利な世の中になりました。

例えば、外食産業も日々盛んになって、飲食店はどこも価格競争をしています。格安の居酒屋、数百円で食事ができる「回転寿しチェーン店」「うどん屋」「ラーメン店」など、料理をしなくても気軽に食事ができます。少なくとも1970年以前には、24時間営業のコンビニエンスストアなどありませんでした。

普段あまり意識しないことですが、私たちは豊かな社会で過ごすと同時に、「肥満や成人病など不健康になるリスク」と、日頃から隣り合わせで暮らしています。

豊かな飲食産業の「安さ」や「便利さ」の裏に隠されている不健康のリスクとは、「食品添加物の大量摂取」「依存性の高い糖質過多な食事」「不健康な食品の生成過程」などです。これらは、ダイエットの天敵といってもいいでしょう。

私がダイエットに取り組んで問題なくやせたのは、「食品に対する正しい知識」を持ち、「身体によくないものを止めてめていった」という背景があります。その成果として、4ヶ月ほどで10kgの体重分を、ストレスなく減量することができました。

「食品に潜む不健康のリスク」を知ることで、食品を買うときに正しい判断ができるようになります。そこで、私が知った「便利で安い食品のリスク」と、実際に行った「やせる食生活」を紹介していきます。

「インスタント食品」「コンビニ弁当」を食べ過ぎると太る身体になる

私は一人暮らしが長いこともあり、「自炊」を日頃から行っています。ただ、一人暮らしで一度に多くの食材を買い込むことは、非常に難しいです。野菜はすぐに使わなければ腐らせてしまうし、何より「一人前だけを作る」というのは意外と難しいものです。

そうなると一人暮らしでは、「インスタント食品」「コンビニ弁当」の存在は非常に便利で重宝します。

インスタント食品のラーメン、スープ、パスタの素などは、一人前ずつ分かれていますし、長い間置いていても腐ることはありません。また、独身女性だけでなく忙しい主婦にとっても、短時間で調理できるインスタント食品は家事の時間を短縮できる頼もしい存在です。

コンビニ弁当に至っては、調理する必要すらありません。しかも、数百円で購入できて、おかずごとにパッケージに分かれているものもあります。

このように、インスタント食品やコンビニ弁当は「時間の節約」「食費の節約」になるので、多くの人が気軽に購入します。

しかし、インスタント食品には「太る原因になる食品添加物」が大量に含まれています。それではなぜ、食品添加物は太る原因になるのでしょうか。

食品添加物は「活性酸素」が大量発生して太りやすい身体にする

日々の食事で食品添加物を摂ると、身体は「不自然なものが侵入した」と思います。そして、免疫システムの一つである「活性酸素」が体内で大量に作られ、身体に悪いもの(食品添加物)を排除しようとします。

このとき、大量に食品添加物を含む食品を食べると「活性酸素」が異常に大量発生します。活性酸素は何の害もない体細胞までも攻撃してしまいます。その結果、病気などになりやすい身体、老けた印象になります。活性酸素は酸素よりも強い酸化力を持つため、活性酸素が発生することで身体が錆びるようなものです。

活性酸素で酸化した身体はとても疲れやすく、活動的な日常生活が困難になります。そうすると、食べてはゴロゴロするという悪循環が生まれ、結果的に太りやすくなります。

また、代謝機能が落ちて体重が増えやすい体質になることも関係しています。肥満になることで、さらに「活性酸素が発生して、また太る」ということが繰り返され、丸々としたトドのように肥えていくのです。

このような悪循環を断ち切り、若々しくスリムな体型を維持するためにも、「食品添加物とは何か」「どういう食事を摂るべきか」を知っておく必要があります。

食品添加物とは何か

食品添加物は、食品を加工するときに「同じ味や色にする」「腐りにくくする」「形を均等に形成する」などの目的で使用されます。

例えば、かまぼこやソーセージなどを作るとき、同じ色や形で、冷蔵保存で長持ちするように「保存料」などの食品添加物を利用します。また、市販のジュースなどは同じ色を長期間保っています。それは、着色料という「食品添加物」を使っているからです。

現在の日本では、食品のパッケージの裏に「食品添加物の表記」が義務付けられいてます。おそらく多くの人が、下記のような表記を目にしたことがあると思います。

誰もが知っている「小麦粉、砂糖、バター」などの食材と同じように、原材料名の欄には「ビタミンA、酸化防止剤(V.E)、香料」「加工デンプン、調味料(アミノ酸等)」など、さまざまな名前で書かれてあります。

このような食品添加物を「身体に悪い」「有害」と考える人が世の中には数多くいます。なかには、食べ合わせによっては「発がん性がある」などいう人もいます。

しかし疑問に思うのは、このように食品添加物の名前が堂々と書いてあり、一般的に広く販売されているという現状です。一体、食品添加物の何が身体に悪いのでしょうか?

食品添加物は本当に身体に悪いのか

前述のように「食品添加物は身体に悪い」という人もいますが、一概に、すべての食品添加物が身体に悪いわけではありません。

例えば、豆腐を作るときに「にがり」を使用しますが、「にがり」も食品添加物になります。豆腐は中国から伝わっているので、1000年以上の歴史があります。このように食品添加物は、昔から使われています。

しかし、昨今では「食品添加物は身体に悪いから取らないようにしよう」という風潮が強いといえます。その理由は、「天然由来の食品添加物でなく、科学的に作られた食品添加物が増えた」ことが原因のひとつです。

また、食品産業が盛んになったことで「多くの加工食品に食品添加物が利用されるようになり、食品添加物を摂取する機会が増えたことで、必要以上に取り過ぎている」という現状があります。

それぞれの食品添加物は、健康面も考慮されて使用されています。また加工食品は、厚生労働省から定められた「食品添加物の使用量や基準」を守って作られています。しかし、その加工食品を私たちが毎日大量に食べているなら、健康的な基準値は簡単に超えてしまします。

現代人は、「食品添加物を摂りすぎている」といっても過言ではないでしょう。例えば、私たちが日常的に食べている「コンビニ弁当」の食品添加物について、下記のような話があります。

1つのコンビニ弁当に使われる食品添加物の量

以前、コンビニ弁当の「食品添加物の利用量」について、食品添加物を生産し、販売していた人の話を私は聞いたことがあります。

それによると、1つのコンビニ弁当は「300種類を軽く超える数の食品添加物」を利用しているそうです。

例えば、幕内弁当についている「里芋の煮物」があります。里芋を水煮する段階で、味や形が均等に、また煮崩れを防止するため、食品添加物を30種類以上使います。

その後、味付けの際にも「うま味調味料」「色をきれいにするための着色料」「腐らないための保存料」が大量に使われます。これらはすべて食品添加物です。もし、10種類の食材がお弁当に入っていたなら、300種類の食品添加物を食べることになります。

コンビニが普及する以前では、お弁当は家庭で手間暇をかけて作っていました。長時間外で持ち歩くと、夏場などは簡単に腐っていました。そこで、昔からの知恵で「梅干し」や「ごま」を入れて、防腐剤と同じような効果を持たせるなどの工夫を凝らしていました。

しかし今ではそんな手間をかけなくても、コンビニ弁当という「腐りにくい」「手軽に購入できる」「格安で美味しいお弁当」という便利な食品産業の恩恵を受けることができます。

その裏には、「食品添加物の大量摂取」というデメリットがあることを、多くの人は考えもしません。

では、「コンビニ弁当に大量な食品添加物が含まれているなら、飲食店で外食をすればいい」と考える人もいるかもしれません。しかし、安くて便利な外食チェーン店もコンビニエンスストアと同じようなものです。

なぜなら、ほとんどの外食チェーン店が、「多くの食品添加物を利用した食材を使って、材料となる食品を工場で大量生産」することで、コスト削減をするからです。店舗内で新鮮な食材から作られている食品など、ほんの一部でしかありません。

このようなことからも、食品添加物の過剰摂取を避けようとすると、「自炊をする」という選択が好ましいことがわかります。ただ、自炊にも落とし穴があります。

食品添加物の多い食品を食べるのをやめると自然とやせる

前述のように、「食品添加物の多いコンビニ弁当や外食を避けて自炊をする」ときに、注意したいことがあります。それは、できる限り「インスタント食品」を避けることです。

インスタント食品の代表的なものは、「カップラーメン」「パスタ、チャーハンの素」「レトルトカレー」などがあります。また、袋に入っている麺類も、安くて人気なインスタント食品です。

これらの便利なインスタント食品は、どこのスーパーマーケットでも山積みで売っています。そして健康志向が重要視されている昨今では、「低カロリー」「30種類の野菜が入った……」など、いかにも健康的というキャッチフレーズがパッケージを飾っていることもあります。

家計をしっかり管理している女性なら、食費を抑える努力をするため、まず値段を見るでしょう。そして、パッケージの表面だけを見て、「なんとなく身体に良さそう」と安易に食品を選んでしまいがちです。

仮にパッケージの裏面を見たとしても、「賞味期限」「保存方法」「カロリー」をチェックするくらいです。しかし、ダイエットを成功させるために食べ物を選ぶなら、一番はじめにチェックすべき項目は「原材料名」です。

食品添加物の名前がたくさん書いてあればある程、身体の中で活性酸素が大量に発生してしまい、やせにくい身体になります。では、食品添加物の名前とはどんなものがあるのでしょうか。

台所にないものは、「食品添加物」

日本で使用されている食品添加物は、1000種類以上あるといわれています。すべての食品添加物の名前を覚えることは到底無理です。そこで、「食品添加物」を判断する基準として「一般家庭の台所にあるか?」を考えると非常に判断しやすいです。

例えば、「いちごジャム」の原材料名を下記に挙げます。

いちご、砂糖、ゲル化剤(ペクチン)、酸化防止剤(V,C)、酸味料

上記を見ると、一般家庭の台所にあるものとして「いちご」「砂糖」が挙げられます。すると、それ以外の「ゲル化剤(ペクチン)」「酸化防止剤(V,C)」「酸味料」は食品添加物であると考えることができます。これらの食品添加物は体内で有害とみなされ、「活性酸素が発生する原因」になります。

このように食品添加物を避けるには、「身体にいい食材(太らない食材)は、誰もが知っている台所にある食材!と覚えておけばいいでしょう。この基準があれば、食品を購入するときに原材料名を見て迷うことはありません。

世の中の食品の多くに食品添加物が含まれている

実際に私は、やせるために原材料名を確認するようになってから、とても驚いたことがあります。それは、「今まで食べていたほとんどの食品には、大量に食品添加物が入っていた」ということです。それほど、私が無意識で行っていた食生活は、「食品添加物だらけの太りやすい食生活」だったのです。

私は、「なんとしてでもやせたい」「でも、美味しいものは食べたい!」と考えていたので、あれこれ調べるようになりました。スーパーマーケットでも、食品添加物の入っていないものを探しては、何も買わずに帰ることもしばしばありました。

すべての食品添加物を100%避けようと思うと、「味噌も手作りしなければならない」「パンなど市販の加工食品は、何が入っているか分からないので食べられない」「外食なんてもってのほか!」となってしまいます。そうなると、日常生活に支障が出てストレスになってしまいます。

ここで注意したいこととして、ストレスを感じることでも「活性酸素」は体内で生成されます。これでは、いくら食品添加物を避けても本末転倒で太ってしまいます。そこで私は、いくつかのルールを決めて食品添加物と付き合うようにしました。

事例:食品添加物と上手く付き合うルール

食品添加物について意識する前までの私の食生活は、健康とはまるで程遠く、お菓子やインスタント食品に囲まれた「食品添加物を大量摂取して太る日々」でした。

そこで私は、「100%食品添加物をカットすることは、多大なるストレスになる」と考え、下記のような3つの「食品添加物を摂るときの自分なりのルール」を決めました。

・外食では、食品添加物を気にせず楽しむ。その代わり、ファーストフード店など明らかに食品添加物が多い食事は避ける。

・原材料名を見たときに、食品添加物が多い加工食品は購入しない。

・手作りできるお菓子や食品は、時間の許す限り自分で作る。

上記のような、ストレスをためずに上手に食品添加物と付き合うルールをもつことは、ダイエットを無理なく継続させることに繋がりました。

食品添加物が多いお菓子やインスタント食品はほとんど購入せず、食べることが減りました。その代わり、たまの外食では食品添加物を気にせず、好きなように食べます。

そのため、ストレスを感じたのは最初の2週間ほどで、その後はほとんどストレスフリーでした。

また面白いことに、食品添加物を避けようとすることで、日本食として伝統的な「ぬか漬け」「味噌」の作り方など、手間がかかるものにも興味が出てきました。手間がかかる料理が上手にできたときは、とても嬉しくなります。

食品添加物の多い加工食品ばかりを食べて、太る生活をしていた頃にはなかった「食に対する楽しみ」ができるのも、ダイエットの醍醐味でしょう。

このように、ストレスなく料理を楽しむためにも、「食品添加物の多い食べもの」を知っておく必要があります。

食品添加物の多い食べもの

実は、下記の「食品添加物の多い食品リスト」を作って気づいたことがありました。それは、「私が丸々と太って豚になっていった時期によく食べていたもの」と同じということです。下記がそのリストになります。

・市販の弁当、おにぎり、サンドイッチ

・ファーストフード(ハンバーガー、フライドポテト)

・インスタントラーメン

・ハム、ベーコン、ソーセージなど加工食品

・調理済みパスタソース

・お菓子類、おつまみ

・缶コーヒー、スポーツ飲料、ドリンク類

上記の食品は、非常に腐りにくく手軽で便利です。しかし、それと引き換えに品質を保つため、「多量の食品添加物」が使われているのが現実です。そして私が経験したように、食べれば食べるほど活性酸素が体内に増えて、やせない身体になります。

また、これらの食品には食品添加物だけでなく、「糖質」「脂質」「塩分」など中毒的に食べたくなる成分が多く含まれています。

では反対に、上記のような太る食品を避けるための「食品添加物が少ない食べもの」とはどういうものなのでしょうか。

食品添加物が少ない食べもの

残念なことに、ほとんどの加工食品には食品添加物が含まれています。ただ下記のようなものが、食品添加物の少ない食材になります。

・加工されていない素材に近いもの(野菜、果物、肉、魚)

・お値段の張る調味料(本醸造の醤油など)

新鮮な野菜や果物、肉や魚など、「日持ちのしないもの」は、食品添加物が少ない食品になります。しかし、コンビニエンスストアなどで売っている便利な「カット野菜」には、変色を防ぐための食品添加物が利用されている場合があります。

醤油や味噌など、日本食では欠かせない調味料も食品添加物を利用しているものが非常に多いです。例えば、スーパーマーケットで購入できる「数百円単位の醤油」の多くは、「醤油風調味料」と裏に記載されています。

その原材料名には、「脱脂加工大豆、アミノ酸、ブドウ糖果糖液糖分」などお菓子の原材料と同じようなものや、理科室にありそうな名前の食品添加物が10種類ほど書いてあります。

しかし、本来の醤油の原材料は、「大豆、小麦、塩、水」のみで、2年間かけて天然発酵させ、熟成させて作ります。そのためお値段は、安い醤油風調味料に比べて3倍ほど上がります。

多くの消費者は「安い」という理由だけで、自分が毎日口にするものが何でできているかも考えず、身体に有害な食べものを購入します。しかしそれは、「肥満を含む病気のリスク」も受け入れていることを意味しています。

しかし、少々高くても「いい食材」を選んで買い、手間をかけて料理することで、このリスクを回避できます。さらに、肥満とは無縁の健康的な身体を維持できます。そちらの方が病院代もかからず、結果的に「安あがりになる」といえます。

さらに、「食品添加物」を意識して避けることは、健康的にやせるというメリットだけでなく、身体の酸化を防ぎアンチエイジングにもつながります。

もしあなたが、日々の食生活で「食品添加物」を避けることを実践するなら、10年後20年後の将来が、健康的で美しく、楽しい人生に変わっていくでしょう。